オープンソースのウイルス対策ソフト「ClamWin Antivirus」v0.22が、8日に公開された。

「窓の杜news」
Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003に対応するフリーソフトで、現在作者のホームぺージからダウンロードできる。

 「ClamWin Antivirus」は、オープンソースウイルス対策ソフト「Clam AntiVirus」のインターフェイスGUIにしたWindows版。「Clam AntiVirus」は、主にUNIX系のOSで利用されているウイルス対策ソフトで、ソフト本体をはじめウイルスのパターンデータベースもいわゆるオープンソースで開発が進められている。

 現在のバージョンでは発見されたウイルスの駆除や常駐しての監視はできず、ファイルやフォルダを指定してのスキャンと感染ファイルの削除のみをサポート。ファイルやフォルダの右クリックメニューや、本ソフトのメイン画面でドライブを選択してウイルススキャンを行える。また、「Microsoft Outlook」上でメールを閲覧したときにウイルスが添付されている場合は、自動削除するアドインが付属。

 ウイルスのパターンデータベースもボランティアベースで運営されているため、市販のウイルス対策ソフトと比べるとデータの量が見劣りするのは確かだ。しかし、世界中のユーザーがいち早く最新ウイルスを登録しているため1日に数度の更新が行われ、市販のウイルス対策ソフトよりも早くパターンが登録されるケースもある。個人で利用するぶんには大きな支障とならないだろう。秒単位で世界中に拡散する最近のウイルスに対抗するために、メインのウイルス対策ソフトと併用するのはいかがだろうか。

著作権者】Alex Cherney 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.22(04/04/08)

□ClamWin Antivirus
http://clamwin.sourceforge.net/
□Welcome to the SOSDG - ClamAV For Windows
http://www.sosdg.org/clamav-win32/index.php
ClamAV: Abstract
http://www.clamav.net/
(齋藤 正穂)



無料ウィルス対策ソフト:avast 4 Home Edition 登録・利用


キングソフトインターネットセキュリティ2006

アンチウイルス/ファイアウォール/アンチスパイ機能を備えた総合セキュリティソフト

アンチウイルス/ファイアウォールに加え、アンチスパイ機能をも備えた総合セキュリティソフト。
キングソフトインターネットセキュリティ2006」は、ウイルスへの感染や不正アクセス、プライバシー情報の漏洩など、ネット環境で晒される脅威からパソコンを守ってくれるソフト。
キングソフトアンチウィルス2006」「キングソフトパーソナルファイアウォール2006」「キングソフトアンチスパイ2006」の3本のプログラムで構成される。製品版セキュリティソフトとしては異例の、1年間(先着100万名まで)という長い試用期間が設定されている。

ウイルス対策ソフト「キングソフトアンチウィルス2006」は、ウイルスの駆除・防御を行うためのもの。スキャン対象をユーザが定義できる「クイックスキャン」や、ドライブ/フォルダを個別に指定して行う「パス指定」といったスキャン方法が用意されている。また、あらゆるウイルスをスキャンする「完全スキャン」のほか、流行しているウイルスだけを短時間で探す「高速スキャン」というモードも利用できる。

キングソフトアンチウィルス2006」はシステムに常駐し、実行ファイル/メール/メッセンジャーなどを監視。感染ファイルがパソコン内部に侵入するのを防ぐ。
ウイルスのほか、スパムメールの除去も可能。
Webブラウジング時には、先読みしてWebページをチェックし、悪意のあるJavaScriptActiveX、偽装処理されたウイルスを排除する。

キングソフトパーソナルファイアウォール2006」は、外部からパソコンを操作されることによるデータの破壊・流出を防ぐもの。
外部からの悪質なアクセスを遮断するとともに、内部プログラムの外部へのアクセスを監視し、ユーザの許可がない限りアクセスできないようにする。
選択できるセキュリティレベルは「高」「中」「低」の3レベル。
さらに詳細なユーザ定義のセキュリティレベルを設定することも可能だ。
共有フォルダのユーザ数や権限の制限などを行う「共有設定」機能、オンラインゲームのパスワード漏洩の防止機能などもある。

キングソフトアンチスパイ2006」は、パスワードなどのパソコン内部情報を、外部の第三者に送信するスパイウェアを発見・除去するもの。
8万種にも及ぶスパイウェアの情報を持ち、メモリやレジストリテーブル、ハードディスク内部をスキャンしてスパイウェアを検出する。
スキャンモードとして、すべてをスキャンする「完全スキャン」、メモリ/レジストリと重要フォルダをスキャンする「高速スキャン」「メモリとレジストリテーブルのスキャン」が用意されているほか、ユーザ定義のスキャンも行える。

そのほか、実行中のプロセス管理やスタートアップの管理、スパイウェアや悪意あるスクリプトによって改変されたシステム設定の修復などの機能を備えている。

インターネットの世界には便利さと同時にいくつもの危険が潜んでいて、そうした脅威から身を守るセキュリティソフトは、いまや必須といってもよい。
キングソフトインターネットセキュリティ2006」は、ウイルス対策ファイアウォールに加えて、近年特に問題になっているスパイウェア対策を含めた、総合的なセキュリティソフトだ。
日本では初お目見えだが、このソフトが開発された中国では、すでにトップシェアを獲得しているとのこと。
また、100万本まで1年間試用可、しかも無償期間終了後も年間980円で更新できるという、この手のソフトとしては破格の販売方法でも話題になっている。
しかし、あまりに安価だと逆に不安になってしまうのが、筆者に限らず大方の心理ではないかと思う。
だが、どうやら「キングソフトインターネットセキュリティ2006」に関しては心配なさそうだ。

一般的にウイルスチェック、スパイチェックには時間がかかり、そのためせっかく対策ツールを導入してもついついチェックを怠ってしまうのだが、「キングソフトインターネットセキュリティ2006」では重点ポイントに対象を絞った「高速スキャン」モードが用意されている。
それぞれのツールはシンプルで使いやすく、操作しやすいようにできている。ユーザがスキャン対象を定義できる自由度の高さも魅力だ。

なにやら難しげなイメージのあるセキュリティソフトだが、実は「難しそう」と感じる人にこそ使ってほしいのも、セキュリティソフトだ。
これまで敷居が高そうと敬遠していた人がパソコンのセキュリティを考えるのには最適のソフトだ。 (土屋 佳彦)

ソフト作者からひとこと

セキュリティソフトはブロードバンド時代に欠かせなくなっていますが、大手メーカー品を、パソコンの平均使用サイクルである4年間使用すると、OSの価格を超えてしまいます。
「パソコンのセキュリティを守るためなら、それくらいの出費は仕方ないな」と諦めて払っている方。
また、価格が高いため導入をためらい、その結果ウイルスに感染したり、スパイウェアに情報を盗まれたりする方──そのような方々に、中国トップシェアのキングソフトが100万本無料でセキュリティソフトをお届けいたします。
また2年目以降継続の場合も年間980円と超低価格。ぜひ一度お試しください。
特に、まだ対策をされていないマシンや、他社の更新期限が切れた方には、ぜひともお使いいただきたいです。機能も万全。アンチウイルスだけでなく、最近問題視されているスパイウェア対策としてアンチスパイ、そして不正侵入を防ぐパーソナルファイアウォールを搭載した、まさにオールインワンの総合セキュリティソフトです。 (キングソフト(株))