UltimateDefrag(デフラグsoft)



アンナ事こんな事?: UltimateDefrag
http://wxy117.seesaa.net/article/115905102.html


UltimateDefragFreeware Edition 1.72
http://www.freewaregeeks.com/?page=detail&get_id=176&category=53
UltimateDefragFREEPublicDomainEditionSetup.exe


UltimateDefrag」強力な無料のデフラグ・ツール:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090128/323645/


■「UltimateDefrag」はフリーソフトながら,高機能なディスク・デフラグ・ツールである。
 デフラグ機能に加え,よく使うファイルをハードディスクの高速なエリアに配置するなどの機能も併せ持っている。
■最初は派手なユーザー・インタフェースに驚かされるが,ディスク上の状態をわかりやすく把握しながら操作できる。
 ビギナーズからパワーユーザーまでにお薦めのツールである。

強力な無料のデフラグ・ツール「UltimateDefrag」:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090128/323645/?ST=win&P=2


日本語化ツールを適用すれば日本語表示に変えられる
ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが開始され,すぐに利用可能になる。
インストール終了後,UltimateDefragを起動させると最初に表示されるのがメイン画面だ(図1)。
画面は大きく2分割され,左側のペインは主として各種の操作を実行するメニューが配置され,右側はディスクのフラグメントや配置状況をグラフィカルに示すペインとなっている。
このハードディスクの円盤を模したディスク内のファイル配置状態の表示はUltimateDefragの大きな特徴の1つだ(もちろん,ハードディスク内のファイルの存在状況を正確に表すものでなく,あくまでもイメージとして理解する必要はある)。
図1●UltimateDefuragを起動した直後の画面
ドライブのフラグメント状態の分析が実施されていないので,図のようにファイルの保存状態が緑色一色で表示される。
なお,最初に起動する際には「Windowsの起動時に実行される最適化が有効になっています。
無効にしますか?(Boot optimize feature is turned on on your computer. Do you want to turned it off?)」と聞かれるが,ここは「いいえ」を選んでおけばよい。
UltimateDefragは英文のフリーソフトだが,とくに難しい操作も必要でないので英文のままでも十分に利用可能だ。
だが,UltimateDefragの英文表示になじめない場合は,Tilt氏が作られた日本語化ツールを適用して,表示を日本語化しておけばよいだろう。
TiltStr::不定期版: UltimateDefrag ver1.0.1.72 - 日本語化パッチ
http://tiltstr.seesaa.net/article/104858103.html
UltimateDefrag_ver1.0.1.72jp.zip


リンク先からダウンロードした圧縮ファイルを解凍し,生成された実行ファイル(UltimateDefrag_v10172jp.exe)をUltimateDefragがインストールされたフォルダ(デフォルトではC:\Program Files\DiskTrix\UltimateDefrag)にコピーしてから実行すればよい。
「正常終了」と表示されたら日本語化が完了だ。
以下は,この手順で日本語化された状態の画面を使って説明する。

強力な無料のデフラグ・ツール「UltimateDefrag」:ITpro
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ディスク上に断片化している状態をグラフィカルに表示
 UltimateDefragを起動させてから,操作ペインのAnalyzeボタンをクリックして,Cドライブの断片化状況を分析してみる(図2の1)。
分析結果として表示している色の意味は,右側ペインの左下にある「LEGEND」という部分の説明を見ればわかる。
このドライブは,ファイルがハードディスクの高速な外周部分に集中して配置されており,断片化がかなり進んだ状態になっていることがわかる。
図2●断片化の状況を分析した画面
このコンピュータはOSをクリーン・インストールしてあまり時間が経過していないので,ディスクの内周部にはほとんどファイルが存在していない。
それでも全体として半分近くが断片化していることがわかる。
それぞれのファイルが,どのように配置されているかはブロックを色分けして示している。
ブロックとファイルの対応付けは,左のペインの下側に一覧表示している(図3)。
その一覧の中からファイル名をクリックすると,図3のようにポップアップ・ウインドウで詳細な情報を表示する。
ちなみに,図3で選んだファイル(Flash10a.ocx)の場合は,全体で18カ所に断片化して存在していることを示している。
図3●断片化しているブロック(右下の黄色枠)をクリックすると,メイン画面左下にその詳細が表示される
このようにファイルごとに断片化しているかどうか図示されるようになっている。
その断片化ファイル(この図の場合は,Flash10a.ocx)をクリックすると,図の中央部赤枠で示すように,実際の情報が表示される。このファイルだけをデフラグするのなら,このポップアップ画面から「Defrag this file now」を選択すると,ただちにデフラグが開始される。
 UltimateDefragの面白いのは,メイン画面上部の「ツール」メニューから「ファイル強調」を選択すると表示されるファイル選択画面でファイルを選ぶと,そのファイルがディスク上のどのような場所に点在して断片化しているのかを数秒間フラッシュ表示してくれることだ。
もちろん実際のハードディスクの位置を正確に示すものではないが,ハードディスク(円盤)上のイメージを図示することで,あちこちに散在している様子が一目でわかるのである。
 個別ファイルの状況を把握するには,メイン画面の左側ペインの上部にあるドライブ・レターのところ(図2でCドライブが「Analyzed」と表示されている2の部分)でマウスを右クリックしたメニューから「ボリューム情報(Volume Information)」を選択する。
すると,それぞれのファイルの情報を一覧表示した画面になるので(図4),ここからそれぞれのファイルを右クリックすると図3のポップアップ情報と同じ内容が表示される。
また,この画面で「Statistics」のタブを選ぶと,ディスク全体の断片化情報が数値として表示される(図5)。
なお,このボリューム情報の画面では,このほかにドライブやクラスタの一般情報やロックされているファイル情報などを得ることができる。
図4●図3の情報はメイン画面左側ペイン上部のドライブレターを右クリックして表示されるメニューから「ボリューム情報(Volume info)」を選択しても表示される
こちらはタブ形式になっていて,図のようにいくつかの情報がタブで区分して表示される。
図5●図4の画面から「Statistics」タブを選んだ画面
断片化の総数などが把握できる。

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利用できるデフラグ方法は6種類
 さて,ファイルの断片化を解消するデフラグ(およびファイルの再配置)の作業は,メイン画面の左ペイン中央部にある操作方法選択メニュー(図2の赤枠部分)から必要な操作方法を選択する。
UltimateDefragで実行できるデフラグの方法は,図2にあるように以下の6種類がある。
(1)断片化されたファイルのみ:
「Flagmented files only」断片化されたファイルをデフラグするのみで,ファイルの再配置は実行しない。
(2)統合設定:
「Consolidated」ファイルやフォルダをできるだけ統合する。ファイルの再配置は実行しない。
(3)フォルダ/ファイル名:
「Folder/File name」ファイル名でソートした上で,デフラグを実施するとともにファイルの再配置を実行する。
(4)日時で設定:
「Recency」デフラグするとともに,ファイルの更新日時の新しいものを優先的に再配置する。
(5)安定度:
「Volatility」デフラグするとともに,頻繁に使用するフォルダを優先的に再配置する。
ただし,そのフォルダの中はファイル名でソートされる。
(6)自動:
「Auto」デフラグするとともに,コンピュータのパフォーマンスをできるだけ引き出すようにファイルやフォルダを再配置する。
上記の(1)〜(5)の方法とは異なり,再配置の位置が設定される。


 基本的には,上記の(1)〜(6)のいずれかのデフラグ方法を選択し,その下にある「Start」ボタンをクリックしてデフラグ作業を行うことになる。



 この(1)〜(6)は,選択したドライブ全体を対象にデフラグ作業を実行するメニューだが,フラグメントを起こしているファイルを個別にデフラグすることも可能だ。
図3のポップアップ・ウインドウの中にある「Defrag this file now」を選んだり,あるいは図4の右クリック・メニューに表示されている「このファイルをデフラグ」を選べば,選択したファイルを単独でデフラグできる。
あるいはそのファイルが存在するフォルダ内の断片化ファイルだけをデフラグすることも可能だ。



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高速化を意識したオプション設定が可能
 上記の6つのデフラグ方法のうち,(2)〜(5)はオプションを設定することで,(6)の方法と同様にファイルの再配置位置を設定できる。
このオプションには,「高速化を考慮」,「アーカイブを考慮」,「MFT領域の近くにディレクトリを置く」を選択できる(図6)。
このうち「高速化を考慮」は,頻繁に使用する実行ファイルや関連ファイル,データ・ファイルなどをできるだけディスクの外周部に再配置するためのオプションである。
アーカイブを考慮」は,実際にはほとんど使用しないと想定されるアーカイブ・ファイル(たとえばZIPファイルなど)を,できるだけディスクの内周部に再配置するオプションである。
また,「MFT領域の近くにディレクトリを置く」は,コンピュータを操作している際にMFT(Master File Table)領域内のフォルダ・ファイル情報と実際のディレクトリとの相互参照が頻繁に発生することから,ディレクトリをMFTに近接して配置することでパフォーマンスを向上しようという設定オプションである。
図6●デフラグ実施方法を選定する際に設定できるオプションの例
ここでは「フォルダ/ファイル名」を選択しているが,最上部(デフラグのみ)と最下部(自動)を除き,すべて同じオプション設定がなされている。
 デフラグの方法で(6)の「自動」デフラグを選んだ場合は,パフォーマンスの度合いを設定できるオプションがある(図7,日本語表示部分が不適切なためこの部分のみ英語版のオプション画面で表示してある)。
使用頻度の高いファイルをディスクの外周部に再配置する割合を,図のようにスライダで設定できるのだ。
ただし,どの程度寄与するのか不明の場合は,図のようにデフォルト設定の最適(Optimum)で問題はない。
この設定だと,だいたい使用頻度の高いファイルのうちの75%がディスクの外周部に再配置されることになる。
画面最上部にある「MFT領域の近くにディレクトリを置く」は,ほかのデフラグ方法のオプションと同じだが,「Layout.iniを考慮する(Respect Layout.ini)」は,Windowsの設定ファイルであるLayout.iniの動作を前提として,このLayout.iniに記載されているシステム・ファイルなどをディスクの外周部に再配置するオプションとなっている(Windowsの場合,デフォルトで3日に1回,このLayout.iniに基づいたファイルの最適化が行われる設定となっているため)。
図7●最下部(自動)のオプション設定画面
スライダで高速化の度合いを指定できる。
一番左側の「Fast」では,使用頻度の高いファイルはすべて外周部に再配置する設定となる。
「Faster」の場合でだいたい90%程度。
 使用環境やハードウエアの構成にもよるが,上記6種類の方法のうち,もっとも実行時間の長いのは(3)のフォルダ/ファイル名によるデフラグ方法で,次いで(6)の自動,となると思われる。
 ところで,UltimateDefragの場合は,オプションで使用されている「高速化を考慮」は,ファイルの更新日時フラグに基づいて判断していると推定される。
そのため,Windowsのファイル・システムで更新日時フラグが有効に設定されていなければ,このオプションは使用できないことになる。
通常は更新日時フラグは設定される仕組みになっているので問題はないと思われるが,念のためコマンドプロンプトで次のようなコマンドを入力して,このオプションを有効にしておくことをおすすめする。
 fsutil behavior set disablelastaccess 0 (Enter)
更新日時フラグが有効になっているかどうかは,次の確認コマンド
 fsutil behavior query disablelastaccess (Enter)
を入力し,結果が以下のように表示されれば問題ない。
 disablelastaccess = 0

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デフラグ方法の使い分け方も指南
 デフラグの方法としては,上述のように6種類準備されているが,どのようにしてこれらの方法を使い分ければよいのであろうか。
これについては,UltimateDefragに同梱されているヘルプ・ドキュメント(PDFファイル,UltimateDefragがインストールされたフォルダに生成される)に詳細な解説が記載されているので,一度熟読することをおすすめする。
 このヘルプ・ドキュメントによれば,コンピュータの使用目的や環境によっても異なるが,通常は(2)の統合設定(Consolidated)による方法で十分となっている。
これを毎日実施するとして,2〜3週間に1回,(6)の自動(Auto)によるデフラグを実施すればよいとしている。
なお,デフラグを自動的に実施するためのタスク・スケジューラの設定画面も準備されている(メイン画面の「Tools」メニューから「Schedule」を選択)。
このため,これらのデフラグ方法を使い分けるスケジュールを設定しておけば,デフラグ実行の自動化が可能になる。
デフラグの対象となるドライブがシステムやアプリケーション主体のドライブなのか,あるいはデータ保存用のドライブなのかによっても,デフラグ方法が変わってくる。
ヘルプ・マニュアルには,「データが保存されているドライブの場合は,(3)のフォルダ/ファイル名や(4)の日時で設定,あるいは(5)の安定度などを選ぶとよい」と記載されているが,絶対的なものではない。
なお,後述するようにオプション設定で,デフラグをコンピュータのスクリーン・セイバーが起動している間に実行するオプションも準備されている。
 (6)の自動(Auto)モードでデフラグを実施した結果が図8である。このように,使用頻度の高いファイルはディスクの外周部に,使用頻度の低いファイルは内周部に,断片化がきちんと解消されて再配置されている様子がよくわかる。
どのようなファイルが,どの部分に再配置されているかどうかについては,画面の特定のセグメントをマウスでクリックしてみればよい(図8の左側に赤枠で囲った部分がその例)。
すると,左側ペインにファイル名が表示されるので,その配置状況を確認することができるわけだ。
図2のような断片化した状況から,(6)の自動モードでデフラグを実施したときのおおよその時間は約30分ほどだった(ハードディスクの容量は75Gバイト)。
そのため,デフラグを実行してもあまりストレスを感じなくても済むだろう。
図8●デフラグ操作終了後の画面
この例では,自動(Auto)方法でデフラグが実施されている。どの場所にどのようなファイルが再配置されたかどうかは,この図のようにいずれかのブロックをクリックした際に表示されるファイル情報(メイン画面左側ペイン下部)で把握できる。
最後に,UltimateDefragの全体の動作を設定するオプションを確認しておこう(図9)
実際のデフラグを実施する前に,これらを確認しておくとよいだろう。
図9●全体のオプションを設定する画面
たとえば中段にある「Archive」では,.zipや.lzhといった拡張子で設定することも可能だ。
また使用頻度の高いファイルも,同じように拡張子で区分することもできる。
 この画面は,メイン画面の「Tools」メニューから表示させる。
図9にあるようにデフォルトでは何も設定されていない。
通常のデフラグ操作ではこのままでも十分だが,必要に応じて対象とするファイルを選択したり,あるいは除外するファイルを設定したりしてもよいだろう。
ファイルを選択する際には,拡張子でも選べるようになっているので,適宜使い分ければよい。
なお,Layout.iniを有効にするかどうかは,ここでも設定できる。
 このほか,コンピュータが起動している間は,デフラグができないファイルについては,起動時デフラグ(Boot time defragmentation)も可能だ。
Advantageタブの部分では,スクリーン・セイバー起動時にデフラグを実行するオプションや,グラフィカル表示部分のカラー指定などを行うようになっている。
 なお,UltimateDefragはメジャー・バージョンアップされ,UltimateDefrag 2008というシェアウエアが公開されている。
だが,通常使用する分には,このフリーソフト版で十分だろう。
使い勝手のよいソフトウェアで,信頼性も高く,見た目にもわかりやすいソフトウェアなので,ぜひ一度使用してみてほしい。
【参考情報】
 最近のDisktrix社のWebサイトでは,フリーソフト版UltimateDefragのダウンロード・リンクがわかりにくくなっている上,ダウンロードするためにはユーザー名とメールアドレスの入力が必要になってきているので,注意が必要だ。
同社のサイトのホームページ
Disktrix - We make 2 Amazing Defraggers - UltimateDefrag & DefragExpress
http://www.disktrix.com/
からたどるのであれば,ページトップの「News」リンクをクリックし,画面中程に表示される「ULTIMATEDEFRAG Version 1 Freeware Edition」の段落にある「You can get Version 1 for Free Here」というリンクをクリックしてはじめてユーザー登録の画面が表示されるようになっている。
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