長崎大の浜田助教、3800万円スパコン


スパコン>長崎大の浜田助教、3800万円で日本一の速度達成 安くても作れ、事業仕分けにも一石?
11月27日10時50分配信 毎日新聞

元役人や元議員には簡単に褒章を出すくせに・・・(-_-)
こういう人に日本では賞は出さないのか


GPU380基を組み合わせ、安価に作られたスーパーコンピューターの横に立つ浜田剛・長崎大助教長崎市文教町の長崎大で2009年11月26日午後4時58分、錦織祐一撮影

東京・秋葉原でも売っている安価な材料を使ってスーパーコンピューター(スパコン)を製作、演算速度日本一を達成した長崎大学の浜田剛(ツヨシ)助教(35)らが、米国電気電子学会の「ゴードン・ベル賞」を受賞した。
政府の「事業仕分け」で次世代スパコンの事実上凍結方針が物議を醸しているが、受賞は安い予算でもスパコンを作れることを示した形で、議論に一石を投じそうだ。

【関連記事】事業仕分け:スパコン「事実上凍結」…世界一でなくていい
http://mainichi.jp/select/today/news/20091114k0000m020079000c.html?inb=yt

 同賞は、コンピューターについて世界で最も優れた性能を記録した研究者に与えられ「スパコンノーベル賞」とも呼ばれる。
浜田助教は、横田理央・英ブリストル大研究員、似鳥(ニタドリ)啓吾・理化学研究所特別研究員との共同研究で受賞。
日本の研究機関の受賞は2006年の理化学研究所以来3年ぶりという快挙だ。

 浜田助教らは「スパコンは高額をかけて構築するのが主流。全く逆の発想で挑戦しよう」と、ゲーム機などに使われ、秋葉原の電気街でも売られている、コンピューターグラフィックス向け中央演算処理装置(GPU)を組み合わせたスパコン製作に挑戦した。

 「何度もあきらめかけた」というが、3年かけてGPU380基を並列に作動させることに成功。
メーカーからの購入分だけでは足りず、実際に秋葉原GPUを調達した。
開発費は約3800万円。
一般的には10億〜100億円ほどかかるというから、破格の安さだ。
そしてこのスパコンで、毎秒158兆回の計算ができる「演算速度日本一」を達成した。

 26日の記者会見で事業仕分けについて問われた浜田助教は「計算機資源は科学技術の生命線。スパコンをたくさん持っているかどうかは国力にもつながる」と指摘。
一方「高額をかける現在のやり方がいいとは言えない。このスパコンなら、同じ金額で10〜100倍の計算機資源を得られる」と胸を張った。【錦織祐一】




全くその通りだと思う。役人は金を掛ければ立派なものが出来、尊敬されると思っているようだ。
ODAも金を掛けている処は実績が上がらず、役人達の自己満足で終わる。

電動ミシンより、昔の足踏みミシンを
高価な医療設備より、安い薬を
金を掛けた水道設備より、井戸掘りやその技術を
農薬より、その土地にあった農業指導できる人的財産を
車よりリヤカーや自転車を

いらぬ事業を廃止し、余った役人を途上国に派遣し、自分がどれだけ恵まれているか実感してもらいたい。
「金が無ければ、何も出来ない」と言う役人や議員を、実績を実感する迄ODAで派遣出来たら、日本の政治もまともになるのだろうか?