Megapixel(100km/L)

インド人もびっくり! TATAコンセプトハイブリッドカー「Megapixel」の仰天性能
http://news.infoseek.co.jp/article/gqjapan_12328


インドのTATA Motors(タタモータース)といえば、驚異の20万円カー「TATA nano」をリリースしたことでしられるインドの独立民族資本系クルマメーカー。
今回、ジュネーブショーで同社がまた世をあっと言わせるコンセプトカーを出展した。





「nano」の次がエレキなので「Megapixel(メガピクセル)」となかなかセンスの良さを感じさせるこれは、プラグインハイブリッド(PHV)のコンセプトカー。
次世代のエコロジーカーを模索、提案したモデルで、全長3,504mmと軽自動車よりちょっと長い(旧フィアットパンダ程度)という小型車クラスとなる。


エンジンは325ccのガソリンエンジンを搭載するが、このパワーで直接タイヤを動かすわけではなく発電機を回すレンジエクステンダー(航続距離延長型)EVというのがポイントだ。また、モーターは4つの車輪の内部に収めたいわゆるインホイールモータータイプ。
インホイールモーターは、バネ下荷重などの問題があり乗り心地などで不利という説もあって現在のところ市販EVもしくはPHVでは採用例はあまりないが、そのぶん4個のモーターは強力で最大トルクは約500N・m(単純計算で排気量5,000ccのエンジンに相当)。
リチウムイオン電池は容量13kWhでバッテリーのみで約87kmの走行が可能という。
発電専用のガソリンエンジンを併用した場合、航続距離は900km、燃費はなんと100km/L!、CO2排出量は22g/km!を想定しているという。


加えてインホイールモーターの特性を利用して(内側後輪を逆回転させる)、なんと半径2.8mのほぼ定置旋回(=その場でのUターン)を可能にしているという。
その模様は公開されているYouTubeの開始2分あたりで見られる。


もちろんコンセプトカーであるのでいくらでも夢物語をいうこともできるのだが、忘れてはならないのはTATA Motorsは製鉄から電気、通信まで内包するインド最大の財閥の一部門であり、レンジローバージャガーまでも傘下に収めている企業だということ。
もしかしたら3年後くらいにこんな”インド人もびっくり”なクルマが世界の話題となっているかもしれない。
コンセプトYouTube動画も非常にセンス良くスタイリッシュにまとまっており、将来が楽しみだ。


TATA Motors
http://www.tatamotors.com/