コンピューターの消費電力を1万分の1以下に


東大コンピューター消費電力、1万分の1以下に日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG02006_U3A101C1TJM000/


 東京大学の柴田憲治特任講師と平川一彦教授らは、コンピューターの消費電力を現在の1万分の1以下にできる技術を開発した。
電子を1個だけ動かせる素子を試作し、実用的な低電圧で操作した。
2020年を目標に演算素子の試作を目指す。


 試作したのは電子1個で演算やデータを記憶する単一電子トランジスタと呼ぶ素子。
電子が大量に集まった川のような電流で制御していた素子を電子1個だけで制御できれば、消費電力を1万分の1以下に減らせる。
演算速度も高まる。
現在のコンピューターなら数万年かかる計算を数時間でこなせるようになる。


 今回、直径2万分の1ミリメートル以下の微小な半導体の粒と、粒の表面の深さ100万分の1ミリメートルだけ帯電できる特殊な液体を用いた。
約0.5ボルトの電圧で1個の電子だけを半導体の粒に出し入れできた。
詳細は英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に掲載した。



バッテリー切れの心配無用? コンピューターの消費電力を1万分の1以下にできる技術が登場 : ギズモード・ジャパン
http://www.gizmodo.jp/2013/11/post_13438.html


単一電子トランジスタ



安く、早く、に期待