「電子恐慌」 藤原征矢 著

中曽根康弘(言)
「日本人はアメリカ人などと比べると非常に均一な民族で、一般に民衆や労働者を比べると、はるかに日本の方が優秀だが、銀行員のようなエリート層や、経営者、政治家などのトップ同士を比べると必ずしもそうではない!!」

日本→模倣→受験秀才→キャリア→超保守主義→非変革→天下り→非傑出→非効率化→自浄能力欠如→堕落→・・・

日本の政治家は、政策的には無能でも、金策的には有能であれば、首相になり得る・・・
日本の行政は、キャリア官僚によって
、平均化、無能化、閥化(学閥・閨閥・派)により堕落の一途を辿っている・・・・


田中角栄(言)
「学歴も無い、地盤も無い自分が、首相に登り詰めるには、金の力に頼るしか無かった」

訒小平(言)
「白い猫であれ、黒い猫であれ、鼠を捕る猫が良い猫だ」



首都高の建設は戦後の高度成長の初期に計画された。
まだ、日本国内に十分な資金が無かった時代で、建設費用として世界銀行の開発融資を申請する事となった。
審査は問題なく通ったが、日本の提出した建設計画が片側二車線となっているのを見て、世銀側は、これでは直ぐ足りなくなるので車線を増やすべきだと勧め、わざわざ三車線分の資金を貸してくれた。
だが、当時の日本の運輸大臣?は、東京にそんなに自動車が増えるわけは無いと考え、余った金で、自分の選挙区に道路を建設してしまった。
それからほんの十数年のうちに、首都高は「首都低速道路」と揶揄される程の渋滞続きの道路となった。
先の運輸大臣?は、その後首相となり、戦後最長の長期政権を築いたという・・・(-_-)。