「日本が破産する日」

政府が際限なく国債を発行してゆくと、どのような現象が起こるだろう
財政規模に比べ過大な国債を発行し続けると?
1.国債価格の低下、金利の上昇が生じ
2.金利上昇の結果、利子負担が増加して返済能力をオーバーし借換債が増発され
3.国債発行額の増加がさらなる国債価格の低下と金利上昇を招くという雪だるま式の悪循環に陥ります。そして
4.国債価格の低下は、それを多量に保有する銀行、生保など各金融機関に巨額の損失をもたらし、経営基盤の弱い金融機関が倒産してゆく
5.金融機関の倒産は、当該金融機関への債権の焦げつきにより、連鎖的な経営悪化を招く
6.金融機関の経営悪化により国債の引き受け手がなくなり、かといって財政規模をはるかに上回って増殖した国債を即座に返済することは不可能なため、国債価格は暴落する
7.国債暴落によりそれを保有する金融機関の損害はさらに増え、ついには金融システム全体への不安を生み、取り付け、株式の投げ売りなどにより金融システム全体がクランチする
8.国債の暴落、金利の急上昇とともに円の為替レートは急降下し、資金の海外逃避、輸入物資価格の上昇とインフレが発生する
9.金融システムのクランチがそれ以外の企業の経営、特に海外での資金調達の方法を持たない中小企業を中心に甚大な悪影響を及ぼす
10.企業経営の悪化に加え、財政難による公共事業の停止により、肥大化した土建業を中心に大量の失業者が発生する。各種年金や失業保険等は、インフレにより紙屑同然と化す。しかも財政再建のため、租税負担率はさらに上昇する。