白頭山・数年以内噴火


中朝国境の白頭山が5年以内に噴火の恐れ、威力はアイスランド火山噴火の1千倍?―韓国紙(Record China) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100621-00000011-rcdc-cn

2010年6月16日、韓国・釜山大学の尹成孝(ユン・ソンヒョ)教授は、中朝国境に位置する白頭山[ペクトゥサン](中国名:長白山)が4〜5年以内に噴火する可能性が高いとする中国の火山学者の予測を同国気象庁主催のセミナーで報告した。

20日付で韓国の聯合ニュースが伝えた。


尹教授によれば、中国の火山学者は白頭山が2014年から2015年の間に噴火する可能性が非常に高いと指摘した。

噴火の威力は今年4月のアイスランドの火山噴火の1000倍に達する見込みだという。

同山は2002年6月に中国吉林省汪清県でマグニチュード(M)7.3の地震が発生して以降、地震の頻度が10倍以上も増えたほか、頂上のカルデラ湖、天池の地形が変化し、その周辺の森林からは火山ガスが常に噴出している状態となっている。

こうしたことから、尹教授は「正確な噴火時期は予測できない」としながらも、「近い将来、噴火する可能性は非常に高い」と強調し、韓国政府に事態を重く見るよう訴えた。


2014年ごろ白頭山が噴火? | Chosun Online | 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/news/20100619000049

 中朝国境にある火山・白頭山について、「数年以内に噴火する可能性がある」という国内外の専門家の見方が相次いでいる。

 日本や中国の学者と共に、この問題を共同研究しているユン・ソンヒョ釜山大学教授(済州火山研究所理事)は18日、「中国人の学者たちが2014〜15年に白頭山が噴火する可能性を予測するなど、白頭山は近い将来、噴火する兆候が明らかになっている。
そのため政府レベルの対策準備が必要だ」と主張した。

 ユン教授は、白頭山が噴火するという主張の根拠として、
白頭山の頂上にあるカルデラ湖・天池で、火山ガスによる気泡が発見された」
「今年2月、北朝鮮とロシアの国境地帯で発生したマグニチュード6.9の地震が、白頭山の地下にあるマグマを刺激した可能性が高い」
「天池が少しずつ盛り上がるなど、地形の変化が衛星からの撮影などで確認された」
という研究結果を挙げた。

 ユン教授は「946〜947年に白頭山が噴火した当時、莫大(ばくだい)な量の火山灰が日本にまで飛来し、降り積もったという記録が、日本の文献などにある。

この爆発で発生した火山灰の量は83−117立方キロメートルで、今年春のアイスランド火山噴火(0.11立方キロメートル)の約1000倍に達する量だったと日本の学者たちは推定している」と語った。

そのため白頭山が再び噴火すれば、「世紀の大災害」になる恐れが高いということだ。

 今月16日にユン教授を招き、講演会を開いた気象庁は「国家レベルの災難に対処するという観点から、対策を準備する」としている。
全炳成(チョン・ビョンソン)気象庁長は、「白頭山が噴火した場合、韓国がどのように対処するかという対策を、シナリオ別に作る。
火山灰が韓国に直接飛来するケースや、鴨緑江を経て西海(黄海)に流入するケースなど、予想可能なあらゆるシナリオを想定し、対策を立てる」と述べた。

 このため、気象庁は1999年、白頭山に火山観測所を設置した中国から観測資料を一部入手し分析するほか、消防防災庁など関係機関と共同研究を進める案を検討している。

 白頭山が噴火する可能性は、2002年6月以降、毎月数百回の地震白頭山周辺でしばらく続いた際、中国や日本の学者たちの間で集中的に取りざたされた。

その後、今年2月に北朝鮮・中国・ロシア国境地域でマグニチュード6.9の強い地震が発生したことから、「この地震白頭山の地下にあるマグマを刺激し、白頭山が噴火する可能性がある」という主張が再び浮上した。

朴恩鎬(パク・ウンホ)記者


白頭山噴火に備え災害対策 韓国気象庁、日本に影響も - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100619/kor1006191910005-n1.htm

 韓国気象庁は中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山(中国名・長白山、2750メートル)が数年以内に噴火する可能性を指摘されているとして、本格的な災害対策を進める方針を明らかにした。
韓国メディアが19日、一斉に報じた。

 白頭山は10世紀に大噴火を起こし、火山灰は日本の北海道から東北地方まで到達したとされる。
韓国メディアは、万一噴火すれば今年、欧州の航空網に大混乱を引き起こしたアイスランドの火山噴火より被害が大きくなると報じ、警戒の必要性を訴えている。

 聯合ニュースなどによると、白頭山周辺は2002年6月以降、地震の頻度が従来の約10倍に増加。頂上にあるカルデラ湖の地形が少しずつ盛り上がっていることが衛星写真で確認されたほか、近くの森林地帯から火山ガスが放出されている。(共同)


白頭山噴火に備え災害対策 韓国気象庁、日本に影響も - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061901000573.html