FileSum


ディレクトリの容量表示FileSum
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se030005.html

フォルダの容量やファイル数を高速に調査し、わかりやすく表示してれるソフト

高速に動作するディレクトリ(フォルダ)容量の調査・表示ソフト。
使用比率は棒グラフで表示され、ひと目で把握できる。
「FileSum」は、指定ドライブ/フォルダ内で各フォルダが使用している容量や、含まれるファイルの数などをすばやく調査できるソフト。
サブフォルダを含む、フォルダ単位でのディスクの使用量を調べることができる。
調査結果をファイルに保存したり、クリップボード経由でほかのアプリケーションに貼り付けたりすることも可能だ。

使い方は簡単。

調査対象のドライブ/フォルダを指定し、「START」ボタンをクリックするだけでよい。
指定ドライブ/フォルダの総容量やサブフォルダごとの容量などが計算され、一覧表示される。
調査結果は、画面左側にフォルダツリーが、右側には対応するフォルダごとの容量や総ファイル数、使用比率などが数値と棒グラフで表示される。
指定フォルダ直下のファイルは「Files」としてまとめられる。
フォルダ/ファイルの容量が総容量の10%以上の場合は棒グラフが赤で、また10%未満の場合は緑色で表示される仕組み。
使用量が一定の容量を超えるフォルダは赤、青の2段階で色分け表示されるようになっている(閾値や色は初期設定のもの)。
グラフやフォルダの色、閾値は任意に設定することが可能だ。

フォルダツリーで任意のフォルダを開くと、下位フォルダの内容を閲覧することが可能。
このとき、ツリーで選択したフォルダを識別しやすいよう、調査結果一覧の行頭にはマーカーが表示される。
マーカーも棒グラフと同色で色分けされる。

調査結果はテキスト形式またはCSV形式で保存することが可能。
クリップボード転送することもできる。
さらに、調査対象のパスをコピーしたり、内蔵のファイラを起動して、ファイルの一覧表示や削除を行ったりすることも可能。
ファイラは内蔵のもの以外に、ユーザが好みのものを指定することもできる。

バックアップ先の空き容量やバックアップ実行後の空き容量を事前に知ることも可能(「バックアップ候補」機能)。
「空き容量不足でバックアップが中断されてしまう」といった失敗を防げる。
容量のシミュレートだけでなく、「バックアップ実行」機能を使って、ファイルのコピーを行うことも可能だ。

エクスプローラ拡張機能に登録し、コンテキスト(右クリック)メニューから容量を調査することも可能。
エクスプローラと連携」機能を利用して、フォルダ/ドライブを右クリックした場合のそれぞれについて、拡張機能の登録・解除を行える。

Windowのs標準ファイル管理ソフト「エクスプローラ」が苦手とする部分を、うまく補ってくれるソフト。
エクスプローラ上で直接わかるのは、フォルダ内のファイルそれぞれの容量ぐらいで、フォルダ全体の容量やファイル数を調べるには、いちいちプロパティ情報で確認しなければならない。
その点「FileSum」では、調査結果が一覧表示され、フォルダサイズやファイル数の比較も簡単に行える。
加えて棒グラフや色分けで視覚的にも把握できるし、一覧表示の順番は、名前/サイズ/ファイル数などで並べ替えることもできる。
フォルダの利用状態を包括的に把握するのにぴったりだ。

しかも「FileSum」は単なる統計ソフトではなく、バックアップやファイルの削除といった実際のファイル管理に役立つ機能まで備えている。
エクスプローラに欠けている部分を補う」という意味では、機能拡張を利用できるのも大きな魅力だ。

ただし、筆者が使用しているパソコンのうち、1台では正しく登録できず、コンテキスト(右クリック)メニューに項目が追加されなかった。
ほかのマシンではコンテキストメニューへの登録も、実際の動作も問題なかったので、動作環境に依存するようだ。
うまく登録さえできれば、エクスプローラから直接、調査することが可能になるので、ぜひ活用してほしい。


動作OS: Windows 7/Vista/XP/2000/98/95/NT